どうやって専門看護師になるのか

専門看護師になるには

専門看護師になるまでの道のりを詳しく解説しています。専門看護師になることで活躍の場が広がりますが、資格を取得するには実務経験を積み、指定されている教育機関で必要な単位を取得し、その上で認定審査に合格しなければなりません。カリキュラムには座学だけではなく研修も含まれているため、休職や離職をして勉強に専念する人も多いようです。しかし、資格取得をサポートしている病院や大学院の制度を利用すれば働きながら取得することが可能です。

• 取得するまでの3ステップ

  専門看護師になるには専門看護師認定審査に合格しなければなりませんが、受験するには一定期間の実務経験と指定されている教育機関で単位を取得しなければなりません。もともと特定の専門分野において深い知識と高度な技術を持っている人に与えられる資格なので、審査は厳しいです。知識や技術だけではなく、看護師としての資質や教養も必要です。資格取得後は5年ごとに更新審査を受けなければなりません。一度取得したからといってずっと専門看護師として働けるわけではないのです。

  
• 働き方や待遇面はどう変わるのか

  一般の看護師は看護業務が中心ですが、専門看護師になると調整や研究など看護業務以外の役割も加わり責任も増します。残念ながら待遇面に大きな変化はありません。ある調査でも手当や昇給につながったのはごくわずかで、多くの人は変化がないと答えていました。しかし、医療の現場は社会情勢に合わせて変化しています。今後は専門性が高く経験豊富な専門看護師が重宝されることでしょう。そのため、適正な処遇を受けられるようにシステムの構築が急務とされています。

  
• 仕事と資格取得の両立は可能なのか

  キャリアアップを目指している人や専門分野の知識と技術を深めたい人はぜひ専門看護師の資格を取得してください。取得するまでには時間もかかりますし、経済的な負担もあるので簡単な道のりではありません。しかし、看護師として大きく成長できます。一時的に休職したり離職したりして勉強に専念する人もいますが、サポート体制が万全で環境が整っている職場では資格取得に向けて色々な面でフォローしてくれるので、仕事と資格取得の両立が可能です。