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専門看護師は特定の専門分野において深い知識と高度な技術を持っている人に与えられる資格です。取得することで一般の看護師にはできない業務に携わることが可能になり、活躍の幅も広がります。似たような役割を持つ認定看護師と間違われることも多いのですが、「調整」「倫理調整」「研究」の3つの役割は専門看護師にしか与えられていません。専門看護師になると主な活動時間帯は日中となり、夜勤がなくなるケースも多いようです。
専門看護師についてわかりやすく説明しています。専門看護師は特定の専門分野で高い水準の看護を提供できる看護師に与えられている資格です。一般の看護師にはない「調整」や「倫理調整」「教育」などの役割も担っているため、活動の幅も広がります。特定の専門分野とは「がん看護」「精神看護」「地域看護」「老人介護」「小児看護」「母性看護」「慢性疾患看護」「急性・重症患者看護」「感染症看護」「家族支援」「在宅看護」「遺伝看護」「災害看護」の13種類です。
専門看護師と認定看護師の違いについて、さまざまな視点で比較しています。英語表記にすると、専門看護師は「Certified Nurse Specialist」、認定看護師は「Certified Nurse」となります。専門看護師には「Specialist」がついているため、認定看護師よりも専門性が高いことを読み解くことができます。大きな違いは与えられている役割です。共通しているのは「実践」「相談」「教育」ですが、専門看護師はそれに「調整」「倫理調整」「研究」が加わります。
キャリアアップを目指して専門看護師の資格を取得する人がほとんどですが、他にも何かメリットはあるのでしょうか。給与アップをイメージしている人もいるかもしれませんが、取得する前後で大きな変化はありません。1万円程度の手当がつく場合もありますが、それは2~3割程度です。変化するのは働き方です。調整などの業務も行うため、メインの活動時間帯が日中になり夜勤がなくなるケースもあります。また、さまざまな職種の人たちと連携したり、研修会などに参加したりする機会も増えるので人脈も広がります。
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資格を取得するのは決して簡単ではありません。仕事を続けながらだと勉強に専念できないため一時的に休職や離職する人も多いのですが、サポート体制が万全な職場なら仕事と資格取得の両立が可能です。
専門看護師として働くことで一般の看護師にはできない業務に携われるようになります。教育や研究を通して看護業界にも貢献できるので大きなやりがいを感じることができるでしょう。